日時:2002(平成14)年10月12日(土)
会場:天理市民会館
開場:午後1時
開演:午後1時30分
終演:午後3時45分
司会:三宅啓温[第10回]
指揮:米田道治・大西道一[第8回]
[顧問] 米田道治,高木 章
[コーチ] 中村友子
[副指揮者] 大西道一
[部員]3年:19名 2年:21名 1年:17名 計57名
【演奏曲】
★第一部
「追想〜ある遠い日の」 <岡田 宏>
「メトセラ〜打楽器群と吹奏楽のために」 <田中 賢>
「吹奏楽の為の序曲」 <坂田雅弘>
「マーチ!マーチ!」 <兼田 敏>★第二部(1〜2年生による演奏)
「ユナイティッド・ネイションズ」 <K.L.キング>
「シーゲート序曲」 <J.スウェアリンジェン>★第三部(OBによる演奏)
「アルセナール」 <J.V.ロースト>
「宝島」 <和泉宏隆/真島俊夫>
「ナイルの守り」 <K.J.アルフォード>★第四部(全員による吹奏楽)
「グレンミラー・ポップス・オープニング・メドレー」<岩井直溥>
「ウェルカム」 <真島俊夫>
「お楽しみメドレー特集」 <天理中学校吹奏楽部編>
「小さな世界」 <シャーマン兄弟/真島俊夫>
「パーカッション・パレード・イン・ディズニーワールド」
<F.チャーチル&L.ハルライン/小長谷宗一>★アンコール
「雷神」 <J.P.スーザ/真島俊夫>
「ブラジル」 <バローソ/山下国俊>
4月,桑山先生が小学校に戻られ,少しさびしくなって一年が始まった。行事で動く際には特に不便を感じさせられた。この定期演奏会の時も,私自身も久しぶりにトラックを運転,おかげで使い終わってからの市民会館の点検や挨拶などができなくて,例年にない忘れ物ややり残しがあった。
6月のある日,大西道一くんが来校,「失職中で仕事を探しているけれど時間はあるんです」の言葉に即座に反応,「コンクールに向かうこの時期,うちの副指揮者をやってくれ!」と一言。「えーー!?」と言いながら頑張って協力してくれた。中村友子コーチも若い者同士でよく頑張ってくれた。 また,今回の演奏会で司会をしてくれた三宅くんは,教育実習生として6月のニ週間,天理中学校の「教員」として活動,それで司会を頼んだのであった。
中村さんに大西くん,そして三宅先生・・・・音楽準備室もにぎやかになった。
そして8月。ハワイ伝道庁で勤務していた横山くんが帰国。天中吹奏楽部の御意見番が戻ってきました。さっそく「OBバンド」の指揮。ご苦労さんでした。
5月17日,作曲家の「兼田 敏」先生が亡くなられた。私にとっては中学時代からのあこがれの先生だった。縁があって,大学一年の夏休み明けから,講師としてうちの大学(愛知県立芸術大学)に来られることになった。そして副科であったが我々声楽科の「和声学」の授業を持つことになった。私にとっては十年ほど憧れた先生だったが,実物を見てガッカリした。チビで不細工で(私が言うのもおかしいけど),おまけに口がすんごく悪かった。しかし,日を重ねていくにしたがって,どんどん「兼田ワールド」に引き込まれていった。私だけではない,他の学生の多くも・・・・もっとも波長の合わないヤツは悲劇だったけど。
昨年末に西上さんという卒業生から具合が悪いとは聞いていた。しかし・・・・5月17日。
6月29日に岐阜で行われた「音楽葬」にも行ってきた。そこで初めて気がついたことがある。私は吹奏楽の作曲家としての「兼田先生」、大学時代に四年間授業をとり続けた恩師の「兼田先生」だと思っていた。しかし,四年間の授業を通じて,私に教員としての基本を叩き込んで下さったのが「兼田先生」だったということに,岐阜での葬儀の時に気がついたのである。
「やっとわかったんか! お前は相変わらずカチカチやなあ。アホにならんかい。」写真の兼田先生がそう仰っているように見えた。今回の定演では兼田先生への「お礼」の意味を込めて『マーチマーチ』に取り組んでみた。「まだまだやのうーー,がんばれよ!」そんな声が聞こえたように感じた。
9月23日に運動会が終わり,定演の前日11日は学校の音楽会。そして12日に「第19回」の本番となった。
朝,部員一同で学校参拝,そして会場へ。これまでより開演を30分早めたためか,せわしなく午前中の練習が終わって,さあ開演!
「メトセラ」の演奏中
1〜3年生の集合写真です
3年生たちです。よくがんばってくれました! ご苦労さん!
今年も1〜2年生の演奏をやりました・・・・
三宅くんは個性的な「話術」で会場を乗っ取りました。いやはや物凄いパワーでした!
わざわざ「プーさん」もディズニーランドから駆け付けて・・・・・
元気です。メガネをかけるようになりました。「近眼鏡」です!!
OBバンドの指揮をしてくれた横山くんと,副指揮者の大西くんです。(インタビュー場面)
キャプテンへのインタビュー場面です。三宅くんのおかげで緊張はゼロだったようです。
「お楽しみメドレー」です。今年もよく頑張りました。
本番前の楽屋での一枚です。
本番直後のロビーでの一こま。「お客さま,ありがとうございました!」
最後の「ブラジル」が終わりました・・・・・・ありがとう! みんな!
現役・保護者・卒業生たちの集合写真です。
みなさん,本当にありがとうございました!
今回のプログラムは盛り沢山になってしまいました(このページの容量も大き過ぎ??ゴメンなさい)。いろいろな事情があってのことなのですが,ちょっと反省しています。司会者の三宅くんも本当によく頑張ってくれました。強引に「三宅ワールド」に引きずり込む話術はスゴかったです。会場を明るく陽気にしてくれたことに心から感謝しています。ありがとう! また,兼田先生の作品ももう少し取り上げったかったのですが,なかなか難しくて思うように曲を決められませんでした。
そうそう,報告しておきます。副指揮者の大西くんは新たな就職先が決まり,定演の終わった翌週の14日から働き始めました。司会をしてくれた三宅くんは,天理高等学校の講師として来年の4月から,天理高校への就職が決まりました。二人には「OBバンド」のことも色々と考えてくれたことも加えておきます。
来年の「第20回」は10月11日(土)に「やまと郡山城ホール」で実施することが決まりました。
天理市民会館が工事に入るために使えないのです。
来年は,いよいよ「第20回」。人間でいえば『成人式』を迎えるトシになります。充実した素晴らしい演奏会になるように頑張りますが,みなさんの協力も絶対に必要です。よろしく頼みます!