2004年2月

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[29日:日曜日]
 二月もきょうで終わり。「二月は逃げる,三月は去る」というけれどその通りだ。明日から三月,いよいよ卒業式が迫ってきた。今年の卒業生退場時,オーケストラの伴奏でやらない・・・三年生たちには公言している。でも・・・もしかして・・・と考えて準備を始めた。しかし・・・今回は本当に間に合いそうにない。何せ時間がなさ過ぎる。成績処理も大変だし,これから採点もしなければならない。最も大変なのは「その気」があまりないから,追い込みをかけることができないのだ。
 ある先生と話していてわかったことだが,昨年までに「オケと合唱」で送り出したことは六回しかない。ところが,その先生は十年以上も続いているかのように言っておられた。としたら大変な誤解である。別に恩を売るつもりはないけれど,編曲にはエネルギーが必要だ。何が何でもやるぞ!という気合いがないと絶対にできないのである。私は編曲や作曲に関しては「ど素人」である。だから適当にテクニックでごまかすことができない,全身全霊をかけてしないと音符が埋まっていかないのである。別に報酬が欲しいわけではない。何とか送り出してやりたい,最後に本当のヨネダを知って欲しいという気持ちが,そうさせてきたのである。しかし・・・・
 何か歯切れの悪い二月の終わりになってしまった・・・・
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[28日:土曜日]
 16日のところに掲載した「彼女たち」が天理を訪れてくれた。佐藤くんの親友の林田くんと二人で出迎え,半日を共に過ごさせて頂いた。
 まず,お墓参り。実は私もお墓に行ったのは初めてだった。「そろそろ先生も来てやーー」と呼んでくれたんだろう。四人でお墓の前で40分くらい立ち話をしていた。恥ずかしがり屋の佐藤は「何でおまえ(お姉さん)がここに来たんや」と驚いていたに違いない。お姉さんが居酒屋さんで,佐藤が時々お客さんとして来ていたらしい。病気のことを知らず,キツイことを言ってしまったことをずいぶん長い間,気にかけていたようだった。でも話すうちに佐藤らしさがそうさせたのだと理解していかれた様子だった。
 ご姉妹は小さい頃,「夏のこどもおぢばがえり」で天理に来られたことがあると聞いて,私たちが驚いた。お墓から,神殿に直行。南礼拝場に上がって,「たぶんこの礼拝場のどこかで真柱さまのお話を聞かれたはずですよ」なんて話していた。「おやさとパレード」のこともご存知で,神殿から南の方を見ながら懐かしそうに見ておられたのが印象的だった。
 その後,学校に行き,音楽室で当時のビデオをまわしながら,彼女たちが全く知らない「天理の佐藤」をみんなで鑑賞。「ずいぶん柔らかい顔になってる!!」と懐かしそうに見て下さっていた。一時間半のテープだったけれど最後まで見て,その後,佐藤が吹奏楽部員に語ってくれた録音を聞いた。
 前半は現役部員への説教。そして,自分の病気の告白,4月の時点であと三ヶ月の命だと言われていることなどが続いた。彼が人生の最後の時間を過ごした吹奏楽部でのことを知って,彼女たちも納得されたようだった。
 私たちも久しぶりで佐藤のことを思い出して楽しかった。今回の彼女たちとの出会いはインターネットだった。ふとお姉さんが思いだし,「佐藤典明」で検索したら,「第16回定期演奏会」のページがヒットしたそうだ。おそらく佐藤が「もうそろそろ教えたろ。ここを見てみーー」とお姉さんに働きかけたに違いない。
 実を言うと,お墓参りをしてからどうしよう? 何を話したら良いのだろう?と懸念していたけれど,喜んで頂くことができて本当に良かった。帰って行かれるお二人の様子が目に焼き付いて離れない。
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[24日:火曜日]
 「ダイヤモンドは足元に落ちている」
 これは十三年前,第7回の連中が二年生の春休みに(当時の1〜2年生で)合宿をした時,ある先生が仰った言葉である。
 どうしたら上手になれるのか,どうしたら県で一番,関西で一番になれるのか・・・・その方法は遠いところにあるのではない。君らの足元にすべて転がっているんだ。新しいことは必要ない。君らが毎日見落としている小さなことを一つひとつ積み上げていけば,《一番》になれるんだよ!
 そのような内容だった。
 先月に一度,そして過日の土日に遠いところから『先生』が来て下さっている。先生がされている合奏練習をみていて,上の「ダイヤモンドは・・・」の言葉を思い出したのである。そう・・・いつのまにか私自身が「初心」を忘れてしまっていて,上ばかり見ているだけになっていた・・・・そういえば聴いたことがあるぞ,以前は言ってたことだぞ,そういえばこの頃そういう視点を忘れてしまっていたぞ・・・・そんなことばかりである。情けない話であるけれど,ここですべて吐き出してしまって,初心に戻ってみようと思う。
 迷いを感じたらスタートに戻ってみよう・・・人にはよく言っている言葉なんだけれど,自分自身に対しては例外になってしまっていた。今日から期末考査前の部活動休止期間に突入。十日間ほどテストに向け,成績づけに追い回されるんだけれど,活動の再開が楽しみである。
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[22日:日曜日]
 久しぶりの日記更新だ。が・・・ネタがない,,,と言うよりも身体がちょっとしんどい。かなり前から風邪を引き続けているんだけれど,昨夜あたりから,12月だったかにひいた「腹にくる」風邪が再びやってきたみたい。胃袋をモミモミされているような変な感じなのである。身体も熱っぽいし,朝,学校に着いたときには「きょう一日もつかなあ・・・」と心配したくらいである。お客さんが来られていたので,何とか踏ん張れたからか何とか夕方まで・・・胃袋を暖めたらいいかなと,慣れない晩酌を熱燗でやったけれど,風呂上がりにアイスクリームを食べてしまったからか,戻ってしまった(笑っちゃいますね!)。
 明日からは三年生の期末考査が始まり,明日に音楽のテストがあるので休むこともできない。前にも書いたと思うけれど,普段の心遣いが悪いから,こういうことになってしまうんだろうなあ,自分でも妙に納得してしまっている!
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[19日:木曜日]
 昨日だったか,おとといだったか,神殿に参拝して教祖殿前の梅の木の下に行くと,ほのかな甘い香りが鼻に飛び込んできた。穏やかで暖かな日で,風がないか弱い時でないと匂わない。ちょうど条件がそろったようで,今年初めての「香り」に身体全体がとろけるような感じだった。少々ストレスや悩み事があっても,すべてが癒されるような素晴らしい香りだった。日々,忙しいけれど,このような余裕は持っていないとだめだと自分では思っている。そのような落ち着いた心を持ち続けることは難しいけれど,そうなればいいなあ・・・・まだまだ私には無理だけどなあ。
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[18日:水曜日]
 九時前,何気なくテレビのスイッチを入れると,サッカーのワールドカップ予選,対オマーン戦をやっていた。0−0のドローかと思われた,ロスタイム3分,コロコロとゴール前に転がったボールをシュート。思わずカミさんと拍手をして大喜びしていた。十年前になるのだろうか,あの「ドーハの悲劇」を私はライブで見てしまったのだけれど,あの逆の形。初戦をヒヤヒヤだったけれど結果として盛り上がる勝ち方をしてくれた。私はサッカーに対して「熱狂的な」人間ではない。でもやはり世界の舞台で日本チームが活躍するのを見るのは嬉しい。前途は険しいドイツへの道のりだけど,これからの健闘を祈りたい!
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[17日:火曜日]
 ある会議に出かけた。すると私の顔を見て声をかけて下さった方がいた。「あーー!! ○○先生,お久しぶりです」,以前勤めていた公立高校で一緒に勤務していた方だった。21年ぶりの再会だったけれど,ちゃんと覚えていて,名前もすっと出てくるのには驚いた。最近は物忘れが激しくなり,つい数時間前のことでも忘れてしまっていることが多いのに,20年以上も前の記憶がきちんと残っている。それだけ刺激の強い日々を送っていたのだろうか・・・確かに厳しい時もあったけれど今となれば充実感ともいえる? お互いがわかるということは20年を経ても変わっていない何かがあったのだろうか。本当に嬉しい再会だった。当時はお互いに20歳代の若さあふれる???? 思い出話に花が咲き,時間が過ぎるのを忘れてしまうほどだった。歳をとってきた証拠かもしれないけれど,本当に懐かしい!!
 現在は天理市内の高校に勤務されている。お元気そうで何よりだった。またどこかでお会いできるに違いない。
 
 もしも,このホームページをご覧になって,「わあ,懐かしい!!」と思われる方がいたら,是非,メールを下さい。人との出会いを大切にしたいし,再会も大切にしたいと思っていますので・・・・
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[16日:月曜日]
 昨夜,ある方からのメールが届いていた。その方のお姉さんが,今は結婚して東京におられるのだそうだが,広島県福山市に住んでおられたようである。5年前の「第16回定期演奏会」のページにある「佐藤典明くん」の知り合い。彼は,そこで競馬の騎手をしていたのである。[ここをクリックしたら「第16回」のページにとびます。]
 インターネットというのはすごいと思う。何年か前にも吹奏楽部の卒業生で,しばらく音信の途絶えていたOBがいたのだが,何かの拍子に「吹奏楽部のホームページ」に遭遇。驚いて早速メールを送ってくれて,十年ぶりくらいで再会。ちょうど当時「おうた演奏会」が横浜で行われた時で(合唱団の一員として私も歌っていた),切符は売り切れてしまっているにもかかわらず,私に会いたいがために強引に入場してくれて,休憩時間に劇的な再会をして抱き合った(思い出すと気持ち悪いけど相手は男・・・怒らないでくれ)ことがあった。インターネットってすごいなあと感心したものだった。
 今回の佐藤くんの知り合いという方との出会いは,それよりも更に驚く。佐藤くんは4年前に出直してしまっているが,まだ多くの人の心の中で,しっかりと生きているんだなあと大変うれしい気持ちになった。きょうは彼が当時の部員たちに話してくれたテープを探したり,おぢばがえり中に撮影したビデオテープなどを一生懸命になって探した。おそらく,吹奏楽部での佐藤くんの姿は,福山の方は知るはずがない。この先,その彼女とどういう出会いをするかはわからない。でも,5年ぶりに彼の存在を思い出させてくれた彼女に感謝したいと思う。ありがとう!
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[14日:土曜日]
 暖かな一日になった。昼頃からとても強い風が吹き荒れた。待ちに待った「春一番」である。気温もかなり上がり,暖かな風が心地よかった。ところが・・・夕方から強い雨。横殴りの激しい雨になった。いま寒冷前線が通っているらしく,これから再び強い冬型の気圧配置になるのだそうだ。春と真冬が綱引きを始める季節になったようである。ただでさえ体調を崩してしまっている私なんだけれど,特に気をつけていかねばならないようだ。といっても何をしたら良いのかはわからないなあ・・・まあ気楽に過ごすしかないかなあ。
 昨夜は,フルートの演奏会に出かけてきた。また「やまと郡山城ホール」である。ここのところ郡山には足繁く通うようになった気がする。昨夜のフルートも絶品だった。ふだん,上手でないフルートのナマの音ばかり聞いているので(ゴメンよ中学生たち),耳が詰まっていたのが貫通してよく聞こえるようになった感じである。フルートってあんな音がするんだ!と大変得をした気持ちである。うちの生徒にも声をかけたけれど私の押しが甘かったせいか,「夜が遅くなる」と行かなかった。貴重な宝物をみすみす聞き逃してしまった。
 いくらCDが発達したって,ナマの演奏に優るモノは決してあり得ない。ホールの雰囲気,ざわめきやピンと張りつめた息を呑むような雰囲気は再現できるものではないからだ。一ヶ月ほど前にもフルートとチェロの素晴らしい演奏を聴いた。お金はかかるけれど,一回飲み屋に飲みにに行った,あるいはコレステロールの多いご馳走を一回ありついたと考えれば安いものである。我が家の末っ子も,最近,よく演奏会に足を運ぶようになってきた。音楽をする者,志す者の大きな栄養になるのがコンサート。うちの部員たちにもお小遣いを節約して,下手な吹奏楽を聴くよりも,プロが演奏するコンサートに足を運ぶようになってくれれば,もっと良くなっていくはずなんだけどなあ。
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[12日:木曜日]
 昨日のことになるが,午後から,やまと郡山城ホールで行われた,前奈良県吹奏楽連盟理事長,佐竹司郎先生の定年退職・還暦を記念しての演奏会に出かけた。佐竹先生は公立の高校四校で勤務され,そのどの学校においても吹奏楽部と関わり,奈良県のトップレベルに導いた先生だ。理事長をしておられた時からいろいろとお世話になり,そういう趣旨の演奏会だから何をおいてもという気持ちで出かけていった。
 佐竹先生の仁徳というか,佐竹先生という人柄が卒業生たちを動かしたんだろうなあと,見に行っている私まで暖かな気持ちに浸ることができた。音楽の持つ素晴らしさというか,吹奏楽の持つ醍醐味というか,いくら歳をとっても技術的に少し下手になるだけで音楽する心はどんどん成長していくのである。また,昔のことを思い出したり,懐かしんだり,出演しているすべての人たちが,佐竹先生との関わりを思い出し懐かしみながら共に演奏する・・・・その時間を共有できたことが嬉しかった。演奏のできは必ずしも素晴らしいとは言えないかもしれない。でも演奏している人も,会場で聴いている佐竹先生の教え子のみなさんも現役の頃を思い出していたに違いない。ある意味で,とてもうらやましいなあと感じていた。
 私もやみくもに頑張っていた時代があった。公立高校に採用されて二年目の冬,ある演奏会がきっかけとなり,南の方の高校十数校に声をかけ,合同演奏会を企画し実行したことがあった。一つひとつの学校は人数が少なくて単独での演奏会なんてとても無理。しかしたくさん集まれば可能・・・ということで当時は若くてエネルギー全開の私が中心になって実現した。年輩の先生が大きな力で支えて下さり,励まして下さったおかげで成功し,当時のメンバーは大喜びで演奏会が終わったことを思い出す。佐竹先生の演奏会を見ていて,あの当時のメンバーがまた集まることはできないかなあ・・・なんて実現不可能なことを考えたりしていたのである。
 音楽って素晴らしい!!
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[11日:水曜日]
 この一週間は大変だった。私の体調不良もその大変の一つであるが,不幸ごとが三つ重なった。
 私が中学校の時の副担任の先生で,本音でズバズバ(ズケズケがより適切?)責めてこられたおばちゃん(H)先生だった。私が天中に着任した当時,まだ在職されていて,ズバズバは健在だったがとても優しい方だった。  そして,元天理中学校の校長先生だったS先生。公立高校で三年勤めた中途半端な新任教師に対して,とても厳しく仕込んで頂いた。しかし,ふだんはとても温厚な先生で,よく励まして頂いた。退職された後も道で出会った時など,本当に親しく優しく育んで下さった。お世話になった先生ご自身のお出直しは大きな衝撃だったけれど,遷霊祭に出させて頂くと,「早くあんたも成人させてもらわんとあかんなあ」と,またも励まされた気がした。  そして,前校長H先生のお母様のお出直し・・・・・
 体調は本当にこれ以上のしんどさはないくらいのものだったが,御霊様のお力のおかげで大事に至らずに,一日も休まずに,次第に回復してきたようである。本当にありがたいことだ。
 私たちは一人の力で生きていると思いがちだが,実はそうではない。動物や植物の命を頂いて日々の命をつないでいる。また,誰かに見守られ,あるいは誰かを見守りながら生きている。「身体は神様からのかりもの,心一つが我が理」と我々は教えて頂く。私も歳を重ねるにしたがって,いろいろなことを実感できるようになってきたものだ。そう,我々は生かされている。だけど,もう一歩踏み込み,これらのことを心にしっかりと刻み込んだ上で,「生きていく」ことが大切だ。
 言うのは簡単だけど,私だって楽な道を選んでいる場合がほとんどだ。でも何とかして・・・・
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[9日:月曜日]
 昨日,きょうと風邪のために最悪の体調が続いている。最悪といっても日記の更新ができるくらいだから,大したことはないのかもしれないけれど,私の中では滅多にないほどの「ヒドイ風邪」である。7日の夜は,寝ているのか夢を見ているのか定かではないが一晩中起きていたような感じだった。しかも昨日は本校の入試。不真面目人間のヨネダにしては珍しい「責任感」をもって登校してきた。そんな態度を神様がみて下さったのか,昨夜は驚くほどゆっくりと寝ることができた。しかし,今朝からも・・・最悪。インフルエンザと違うのか,と言われるけれど,熱はない感じだし,シャキッとは動けないけれど何とか動くこともできている。ただ,もう若くはないから,無理をしないように気をつけねばとは自分自身に言い聞かせているつもりである。
 みなさんも風邪など召されぬよう気をつけてお過ごし下さい。では・・・・
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[7日:土曜日]
 とうとう風邪をひいてしまった。鼻と喉が別人のもののような感じだ。熱はないと思うんだけれど,ボーっとしていて何だか気持ち悪い。私は不謹慎な人間で,いつも「休みたい!!」と思っている。でもそういう時って元気・げんきだ。ところが今回は,明日が本校の入学試験。休むわけにはいかない一日である。世の中ってこういうもんだなあといつも思ってしまう。
 明日に備えるために早く休むけれど・・・大丈夫かなあ・・・
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[6日:金曜日]
 先月,結婚式にいった時の引き出物として,(最近よくある,カタログから選んで)「防滴ラジオ」を頼んだ。カミさんと見ていて,これだったら風呂場で音楽を聴くことができる!,と意見が一致したのである(意見が一致するなんて珍しいこと!)。今週の始めに届き,早速使い始めた。親子三人がきっちりと聴いている。NHK-FMではたいてい九時頃まではクラシックの番組を放送している。モノラルの乾電池でなるような簡単なものだけど,風呂場の中でうまい具合に響いてなかなかのものだ。私は「良い音」にこだわる人間ではない。「良い音楽」を聴きたいと思っている。湯船の中で一日でもっともリラックスした時間にクラシック音楽を聴く,とってもぜいたくな気分である。長湯になって疲れることと,九時前に放送が終わるのでそれまでに風呂に入らねばならないというプレッシャーは,少しストレスになるけれど,ボケーーッとしているよりも精神衛生上とっても良い。
 きょうは用事があって帰りが遅くなったんだけど,風呂に入るとちょうど「運命」の第四楽章をやっていた。あのラジオがいつまで壊れないか心配だけど,長く働いて欲しいものだ。
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[5日:木曜日]
 明日から奈良県私立高校の入学試験が始まる。インフルエンザにかかってしまっている者もいると思われるが,精一杯がんばって欲しいと思う。私は口の悪い人間の代表みたいな人間なので,「お前たちなんか落ちろ!」なんてことを平気で言う。文字にしてしまうと,何とひどい人間,と思われるだろうが,実はヨネダ流の励ましである。数年前までの生徒なら,その「ヨネダらしさ」を理解して,「ひどい!」と言いながらもきちんと聞いてくれていた。しかし最近は・・・・空回りしているというか,そういうことを理解できる余裕のない者が増えてきたのだろうか・・・ちょっとさびしい!
 私は公立高校の教員をしていた。だから落とす側にいたことのある人間だ。前にも書いたことだが,三年目の時の校長先生の会議での言葉が忘れられない。
 「この(成績の悪い)子たちは,たとえ入学したとしても勉強についていけない,進級できない,その結果,途中で進路変更を余儀なくされていく子たちと判断します。年度の変わり目に,進学以外の新しい道を探ってくれることを願って,不合格にします。」
 受験生は募集定員を割れていたけれど,校長は敢えて不合格者を出したのである。そうした厳しい場面で大きな勉強をさせてもらった気がしている。事実,高校に合格しても,途中で学校を辞めていく者がいる・・・・
 生徒たちによく言う言葉・・・「合格は必ずしも幸福の入り口とは限らない。不合格は必ずしも不幸への入り口とは限らない」・・・なかなかの名言(迷言?)と私は思っているんだけれど。何を隠そう,私だって大きな挫折を味わわされたことがあるからこそ言える言葉なのである。今の歳になって初めて,神様の思惑があったんだと考えることができるけれど,その時の私にとっては大きなダメージだった。先の名言も私の経験からモノにしたモノなのである。
 明日から寒くなるようだが,一生懸命にがんばれ!
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[4日:水曜日]
 ♪ 春は名のみの風の寒さや 谷のウグイス 歌は思えど 時にあらずと声もたてず ♪
 きょうは「立春」,暦の上では春。しかしまだまだ風は寒い。ウグイスも「春」と聞いて歌おうと思ったけれど,まだその時ではないと声も立てずに・・・・
 私はこの歌「早春賦」が大好きだ。1913年,今から90年も前に発表された曲だけれど,洗練された美しさ,単純明快な構成と旋律,ちょっとユーモアのある詞がたまらない。中学校の音楽の教科書には何曲かの「日本歌曲」が掲載されている。そのどれもが実に素晴らしい。「声に出して読む日本語」というような題の本が本屋に並んでいるけれど,是非とも「大きな声で歌ってもらいたい作品」だ。生徒にも時々話すのだけれど,今現在はやっている歌が,50年先に,さて,いくつ残っているだろう。それを想像する時,百年ほどの歴史を経てきた作品の命の重さを感じずにはいられない。
 私はどこにいても,そう,学校でも,いつも何かのメロディを口ずさんでいる。以前の生徒たちはそれを見てよく笑っていたものだ。私は歌や何かのメロディのおかげで心豊かに暮らすことができているのだろうと思う。人によってはそれが文学であったり,映画であったり,絵画であったり,それぞれなんだろうなあ。生徒たちには学校の勉強だけでなく,そういうことにも目が向けられるような人になってもらいたい。誰のおかげかはわからないけれど,そういう「豊かさ」を私に気づかせてくれた人たちに感謝したい。
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[3日:火曜日]
 自分でも驚くんだけれど,コンピュータのセットアップが完了した。プリンターも引っ張り出し,アプリケーションもインストール終了。こんなに早くできるとは思っていなかった。私はその気になるのは良いのだが,動き出すのが遅い。これは何にでも共通している。吹奏楽部の練習も同じ感じだったんだろうなあ。これを機に早く歩き出していこう。
 明日から「真冬」が戻ってくるようだ。気をつけて過ごそう!
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[2日:月曜日]
 自分でも驚いているんだけれど,昨日の日記に記していた「G4」を部活動が終わってから引っ張り出し,何とか電源を入れたらモニターに画面が出るところまではやった。現在OSは「9.2」を使っているんだけれど,「X」が入っており,扱いが???だらけで焦ってしまう。私の時間割は週の前半は授業が詰まっていて,セットアップに没頭するだけの時間的な余裕がない。さて,どうやっていこうかなあ。困ったもんだ。でも何となく嬉しい。
 作業をやっていて,段ボールで左手親指をスパッと切ったり,掃除機をかけてる時に机で右手を痛打してしまったり,さんざんなめにあってしまった。「きょうは止めた方がいいんじゃあないですか?」と高木先生に言われたけれど,せっかくの助言を・・・・明日はどの程度まで進めることができるんだろうか???」
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[1日:日曜日]
 二月が始まった。きょうは家の月次祭だったので学校にも行かず,きちんとおつとめをさせていただいた。私の弟たちもそろい,何やかやと話をして楽しかった。午後からは「奈良県トップバンドフェスティバル」があったんだけど,久しぶりに話をしたくて行くのはとり止めにした(笑い!)。
 一昨日,学校に「Mac G4」が届いた。六年前に購入したものが昨年突然に壊れてしまって,申請していたのが承認されてようやく届いたのである。今週中にセットアップする予定なんだけれど,さて,うまくできるかなあ。実はとっても心配している(笑い!)。
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