[16日:土] 『ワークショップ!』
今年の10月21日,天理中学校に大編成[75名程度]のオーケストラがやってくることになっている。 これは文化庁が主催している「本物の舞台芸術体験事業」ってのがあり,八種目(オーケストラ・ミュージカル・合唱・演劇・伝統芸能などなど)だったか演目があり,その中から選択して申込書を作成し,それに通れば「ギャラ無料」で公演してくれるのだ。ただし,学校内の場所でなければならず,市民会館等の施設ではできないのが・・・・ これまでに5〜6回申し込んだことはあったけれど,すべてがハズレ。どうせ当たらないと思ってこの数年は申し込みさえしなかったんだが,今年の一月だったか他校で開催された『合唱』を見せてもらって,ダメもとでも申し込もう!と申し込んだのだった。申込書とは別の紙に「今年は創立百周年の年なので・・・」と添え書きしたけれど,まさか当たるとは思っていなかった。 それが三月末,県教委(奈良県教育委員会)の担当者から「内々定しました」と連絡があって,飛び上がって驚いたのだった。 そしてきょう「ワークショップ」があった。これは事前にオケの団員さんが来校され,合同演奏したり単独で演奏したりする曲の練習をしていただくためのもの。木管楽器・金管楽器・打楽器・弦楽器の四名の方とマネージャー一名の五名が来校された。私はマネージャーの方と打ち合わせをしていたため,残念ながら練習の様子を見ることができなかったんだけれど,終わってから少しだけ様子を伺った。午前九時から十一時の二時間だけだったけれど,何とか練習はできたようだった。また演奏する場所や控え室などもほぼ決まり,きょうのワークショップは終わった。
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[11日:月] 『昨日ときょう・・・・』
【10日】奈良県コンクール「J組」の日だった。朝,八時前に集合して練習。九時前にバスで奈良に向かった。コンクールの舞台が初めての生徒ばかり。また,ほとんどが今年の四月から楽器を吹き始めた生徒ばかり,,,,結果的には,こわいものなしというか,案外,平気で演奏したように感じたんだけれど,どうだろう?? 大きな舞台にのった19名の生徒と私。五分少々の時間だけれど,本当に一生懸命に演奏してくれた。 結果は「銀賞」だったけれど上出来だ。来年,再来年には「J組」でも金賞がいただけるようになったらすごいことなんだろうけどなあ。 【昼から】12時半ごろに解散。その後,奈良県文化会館まで結果を聞き,賞状と講評用紙を受け取るために行ってきた。そして学校に戻り。。。。久しぶりで献血に出かけてきた。記録を見ると一月以来のこと。久しぶりの献血は緊張したけれど,健康な身体をご守護いただいているおかげで「献血OK!」,一時間,ベッドの上でゆったりとテレビを見せてもらった。今回が「171回目」,がんばらないと「300回」に届かない! もう一回夏休みのうちに「抜き」に行っておこうと思ってるんだけど・・・・ 【11日】そしてきょう,「近音研」の合同演奏のための練習が天理市民会館で行われた。午前中はオケだけの練習。吹奏楽部も弦楽部も「おぢばがえり」で忙しく,その練習をほとんどしないまま臨んだ練習だったからか,出来はボロボロ・・・ちょっと申し訳ない気持ち・・・午後からは合唱も加わっての合同練習。約200名の合唱団と60名余のオケ,熱い二時間ほどの練習だった。合唱もコンクールが終わったばかりの時で練習は不十分だったに違いない。それでも終わりごろには「うん!いいなあ!」と感じる部分もあったりして疲れたけれど楽しい時間だった。 夏休み始まって以来,きょうまで,ず〜〜〜っと走り続けてきた毎日だった。文字通り一日の休みもなく過ごしてきたけれど,これで一段落。明日から15日まではお休みである。数日は天理を離れて「恒例の避暑地」でぐうたらな時間を過ごす予定をしている。や〜〜っとのことで・・・ |
[9日:土] 『久〜〜〜しぶりで・・・・』
大阪に出かけてきた。知り合いの楽器屋さんが引っ越したので,どんなところかと偵察?に。。。天理中学校に着任して以来のつき合いなんだけど,この数年はしばらく音信が途絶えていた。でも,ひょんなことから再会して,,,,きょうもいろいろなことを教えてもらったりして有意義な時間を持つことができた。 その後,「ヤマハ心斎橋店」に行って,教材用のCDを買い込んできた。吹奏楽部の生徒に少しでも良い音を聴かせてやりたいと思ってのこと。本当は「生演奏」を聞いて,直接,その楽器の響きに触れて欲しいんだけれど,お金もかかるし,なかなか機会もないし・・・・昔の連中は,カセットテープがすり切れるまで聞いてたヤツもいた。そうして「少しでも上手になりたい!」と思っていたのだった。今はCDがありMDがありDVDがあり,と恵まれた環境に置かれている。それだけに「差」もつきやすくなってしまっている。うちの連中にもがんばって欲しいけどなあ〜〜〜 という私自身はほとんど聞くことはなかった。でも私の場合は聞かなくても,自分が歌うことで,それに似たようなことを結果的にはしていたのかもしれない。「歌うこと」はただ単に「声を出すこと」ではない。難しいことではないんだけれど,頭で考えようとする生徒にはなかなか通じないみたいである。 明日は「J組」のコンクール本番だ。A組に出られなかった生徒でのコンクール。私がこの部門の指揮をするのは18年ぶりのことになる。部門は違っても,吹奏楽部全員がコンクールの舞台に乗るということが大きな意味を持っている。がんばって良い音で,きれいな音楽を演奏して欲しいものだ。 |
[8日:金] 『毎年,恒例の・・・・』
「焼き肉大会」が行なわれました。 この「焼き肉大会」の歴史は古く,三島校舎時代,ある古いOBの方たちが,がんばっている生徒たちの激励をする!ということで始められました。 三島校舎の練習場外の駐車場に,「七輪」と「すのこ板」が用意され,大勢で小さな七輪を囲んで始まりました。「おぢばがえり」期間中のこともあったり,時期はいろいろだったけれど,いつ頃からか,私が教えた卒業生たちの手に移っていきました。今では「21歳」になる歳の連中が幹事となって進めてくれるようになりました。七輪も,いつだったかのOBが「バーベキューコンロ」を予算の中で購入してくれて,それが毎年使われています。春は「焼きそば」,夏は「焼き肉」で大活躍です。 きょうも朝早くから「幹事年」の連中が集まってきて,いろいろと準備を進めてくれました。手際がよく,予定していた時間に始まり,予定時間には終わるという素晴らしい「大会」になりました。 生徒たちもワイワイ言いながら,たくさんの肉と野菜が腹の中におさまっていきました。炭火でする本格的なもので,70名くらいが広場にかたまってするから壮観です。「残飯ゼロ」というのが不文律になっている吹奏楽部だから,本当にきれいになくなりました。 後片付けも卒業生や先輩たちの指示で思った以上に早く終わり,解散することができました。 幹事年のみなさん,たくさん集まってくれて楽しかったです。いろいろお世話になりました。ありがとう! |
[7日:木] 『残念だけど・・・・』
今年も代表になることができませんでした。一生懸命にやってきたつもりだっただけに悔しいなあと感じてます。もっと厳しくやっていかねばならないのを,やりきることができなかったのも悔やまれます。私自身も例年に比べると,指揮台に立つことがかなり多かったと思っています。 でも,昨日も書いたことだけど,今持っている力はほぼ出せたと感じています。負け惜しみではありません。今の力であれだけの演奏ができたのだから,私はある意味で満足しています。 音楽に終着点はないと常々から言っているけれど,それを痛感させられました。代表になるためには,もっともっと先のことができていなければならないんですね。「ダイヤモンドは足元に転がっている・・・」って言葉もよく言いました。そのダイヤモンドの値打ちを君らに伝えきることができなかったのも大きな「悔い」になっています。 代表校の発表後,外に集まったのは三年生の11名。天理中学校の生徒として,この夏のコンクールに出ることはもうできないけれど,来年の「この場」で歓喜の声が上げられるように力を貸して欲しい。明日はこの夏の慰労会。しっかり食べて,また,がんばろうな! |
[6日:水] 『みなさん,ありがとう!』
きょうは「奈良県吹奏楽コンクール;A組」の第一日。午後二時の出演だった。 朝,八時半に集合して九時から一時間,合奏。今思えば,夏休みになってから朝九時から合奏したことなんて初めてのこと。激怒しなくて良かったなあとホッとしている(え?なに?十分激怒していたって??)。 十時過ぎから積み込み。この後,ホールに着いてからの荷下ろし,移動,セッティング,片づけ,積み込み・・・・たくさん駆けつけてくれた卒業生たちのおかげで現役諸君の負担は大きく軽減されたはず。彼らも現役の時に助けてもらってるから来てくれたんだと思う。ありがとう!現役の諸君も卒業したらぜひ手伝いに来てください! 十二時前に会場である奈良県文化会館に到着。おにぎり二個の「昼食」を食べて再集合。いよいよ一時前からリハーサルの開始だ。ホール内に入ると否応なしに他校の音が聞こえてくる。みんな暑い・熱い夏を過ごしてきての発表の場だから熱いのは当たり前? リハーサル室で課題曲のマーチを練習。いつもよりもテンポが遅く感じたのでOBに聞くと,指定の速さですよ! 私自身の鼓動が速くなっていたのでした(笑)つまり私が一番緊張していた,ってこと。 いよいよ本番の演奏。その直前に「合掌」したの,見ていたかな? 夏にいただいた「たくさんのありがとう!」の気持ちを込めて演奏しよう。そして,その演奏を神様に「お供え」させていただこう,と話をしていたのだった。 「健康でこの本番を迎えることができました」「家族の人たちに」「声援を送ってくださったパレードを見ていた方々に」「楽器が演奏できることに」,そして,「見守ってくださった神様に」・・・・ありがとう! 課題曲のマーチは練習より少し速い目でしたね。でも一生懸命についてきて演奏してくれました。「ロシアの皇太子」ではアンサンブルが乱れたところはあったけれど,サックスの出来は練習と比べると良かったと感じてる。また最後の速くなる部分の直前の盛り上がるところ,会場の拍手はなかったけれど,舞台裏の係の高校生の人が,演奏が終わって反響板の扉を開けようとした,というのを聞きました。だから,あれでおしまい!と思った人がいたわけです。歌う部分も一生懸命になって歌おう,一つひとつの音を大切に吹こうとしているのが伝わってきました。 今できることを一生懸命にしようとしてくれたのが嬉しいです。 学校に戻り,片づけておやつ。そして解散。私もすぐに学校を出ました。すると,これまでの疲れが一度に噴き出してきた感じになって身体の力が抜けてしまっていました。夏休みに入ってから走りっぱなしの毎日だったもんなあ。生徒たちも本当によくがんばってくれました。 保護者のみなさん,夏休みに入ってからというもの,厳しい活動を支えて下さって本当にありがとうございました。勝手を申しますが,これからも引き続きよろしくお願いします。
いくらでも「ありがとう!」が出てきてしまいます。『ありがとう あふれるよろこび たすけあい』これは「こどもおぢばがえり」のテーマだったのですが,この夏の「吹奏楽部のテーマ」でもあります。これからも「ありがとう」を感じながら活動を続けていきましょう! みなさん,ありがとう! |