2006年6月の日記帳 

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《25日:日》
 きょうは「第二回福祉フェスティバル」だった。小雨の降る中での行き帰りは「助かった」というのがふさわしいのかな? 演奏を始めるまでに,展示コーナーを見てまわっていた。なかなか興味深いものがあったりして良かった。明日は学校から村上和雄先生のお話を聞きに行くんだけれど,また,ウロウロしてこようかなあ・・・・
 昼過ぎに解散して献血に出かけた。筒井にある血液センターまで行って来た。すると・・・・受付の人から「申し訳ありません。きょうは献血できません」と言われてしまった。「エッ??何で?」 理由を聞いてみると,こうだった。
 私は必ず「成分献血」をしているんだけれど,ここのところ「血小板」を献血していた。話によると,「血小板は一回を2回と数え,一年間にに24回,すなわち年に12回しかできないらしい。私は昨年の七月から,二回以外は,ずっと「血小板」だったようで,次回は七月30日でないと成分献血ができないらしい。よく見ると何度かは「血漿」の文字が献血手帳に見える。「血漿」は一回は一回と数えるらしい。また,血小板の献血は54歳までしかできないらしい。私はいま50なのであと少しの期間しか「血小板」を取ってもらえないとのこと。健康な血だから,需要がある時に積極的に血小板を取って下さっていたとのこと。また「血小板」の消費期限?は72時間であることなども教えてもらった。これまで「160回」の献血をしているが,初めて知ったできごとだった。
 世の中には知らないことがまだまだ山ほどあるんだろうなあ,きっと・・・・全血なら献血可能だったらしいが,まあ,一ヶ月待ってまた出かけることにした。
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《24日:土》
 奈良県吹奏楽コンクールの抽選会があった。私はくじ運がとても悪いので,この十年くらいは全然くじをひいていない。きょうも肝心の抽選の時に,ちょっと出ていたんだけれど,部屋に戻ったら抽選がすべて終わってしまっていた。順番はトップページに書いた通りである。いよいよ・・・だ!!
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《18日:日》
 三週間の教育実習を終えて,息子が長久手に帰って行ってしまった。何故だかよくわからないけれど,むちゃくちゃ淋しい。毎日,運転手付きの車で出かけることができた気楽な生活が終わるからなのか・・・よくわからないんだけれど,淋しい。
 九時過ぎにカミさんが帰ってきて,その話をすると,即,答えが返ってきた。
 息子が生まれてからきょうまで,私は,昼間は仕事でいないし,休日も部活動で家にいることはほとんどない。ところがこの三週間は,朝から晩までずーーっと一緒の時間を過ごし,同じ空気を吸って生活していたのである。生まれてから,これだけ長い時間を一緒に過ごしたことがなかったから,強く大きな「淋しさ」を感じているようだ。それを聞いておおいに納得してしまった私。何故だかわからなかったけれど,理由がわかったから,明日から新たな気持ちでまたがんばることができそうだ。これまでの実習生で休日まで部員たちと過ごした実習生はいなかったが,息子は「歌う一手一つ」と「やまびこコンサート」にも出てきてくれた。また吹奏楽部の活動もともにしてくれた。
 「何でそう吹くのか,理由を説明せんとあかん!」とか「怒ってても何も伝わらへんでー」とか,耳の痛いことばかりだった。部員たちの表に出ることはなかったけれど,合奏の時に音楽室の隅っこで聞いていて,終わってからいろいろなアドバイスをしてくれた。もっとも嬉しかったのは,「楽曲分析の能力」だ。大学のオーケストラで三年の時からコンサートマスターをしていて,外山雄三先生という厳しい指揮者のプレッシャーと闘いながら身につけた「能力」。残念ながら私にはこの「能力」はほとんどない。直感的にそれらしいことは言ってるけれど,哀しいかな,声楽科の限界だったようである。おかげで私にない「力」を息子が分けてくれていたのである。そのスコアは置いていってくれている。息子の残していってくれた貴重な資料を使わせてもらおう。2〜3日前に「これも頼む」と一方的に『元禄』のスコアを渡して,お願いしておいた。これからコンクールまでに何度足を運んでくれるかはわからないけれど,息子に褒めてもらえるようにがんばろう(笑)
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《17日:土》
 本校では毎週月曜日の朝,「生徒朝礼」が行われる。生徒会が主催して報告などが行われ,試合の結果を発表しての表彰もある。その後,生徒指導部長である私の話。そして校長先生のお話がある。
 先週の月曜日,校長先生が「二枚のハンカチ」の話をされた。おおよそ次のような内容だ。
 ハンカチを一枚持っていくのは当たり前。でも,もう一枚用意していたら・・・・ハンカチを忘れた人に使ってもらえるかもしれない。普通の手拭きと汗拭きと使い分けることもできる。雨の日の学校参拝で濡れてしまった畳を拭くこともできる・・・・そういうお話だった。私はもともと単純というか素直な人間なので(笑),その翌日から常にハンカチを二枚持って行くようにしている。お話に感激して,すぐに実行することって時々あるんだけれど,まあ,いつまで続くかはわからないけれど,努力は続けようと思っている。私もそういう「心に残る話」ができればいいんだけど,なかなか難しいもんだよなあ・・・・
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《9日:金》
 世の中には知らない世界ってのがたくさんあるんだなあと感じる出来事があった。
 ある日,突然,外務省から電話がかかってきて,書類を出して欲しい・・・・詳しく書くことができないけれど,これまで関心さえ持ったことがない世界の現実を知らされて・・・・ダメだなあ,これじゃあ何の話かわからないよなあ。すみません・・・
 明後日は「やまびこコンサート」。明日の午前中は市民会館で練習なんだけど,一年生の踊りがとーーっても心配。その心配をかなぐり捨てて,短い時間だけどコンクールの練習を少しずつだけれど始めている。あと二ヶ月で間に合うかどうかはわからないけれど,がんばるしかない。それにしても忙しい。何でこんなにと思ってるんだけど・・・・
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《4日:日》
 今,夜の九時をまわったところ。カミさんが帰ってきて・・・・
 「きょうの天中の合唱,とっても良かったでえ! 今までの天中吹奏楽部の合唱とは違って,地声がなかったし,きれいに発声していて本当に良かったでえ!」
 実は今回の「歌う一手一つ」,一週間ほど前から合わせを始めた。ところが,教育実習にきている息子が「父さん,あんな発声してたらアカンでえ! 父さんは専門やねんからきちんとせんとアカン!」 実際にどうやったらいいのかを聞いたら,「重心を下げるためにな,腰を少し落として声を出すんや。高い声やから言うて,上に伸びたらあかんねんで。って詩朗先生が言ってた。」
 詩朗先生ってのは,私が学生時代についていた声楽の先生で,不思議な縁で,昨年度,息子が詩朗先生に副科の声楽を教わったのである。そのレッスンで教えてくれたのが上の方法だったらしい。息子は声楽では素人なので,同じ素人である吹奏楽部員にはそのやり方が良かったらしい。私は声楽が専門なので,どんな姿勢でも歌うことができるから・・・・重心を下げて歌う,なんて発想はこれまでの私にはないものだった。この歳になって新しい発見ができるなんて思っていなかった。
 今まではカミさんにいつも,「あの地声は何とかならんの? お父さんは声楽が専門やろ?」と言われていたんだけれど,息子のおかげで助かった。この方法,音楽会でも通用しそうだ・・・・
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《3日:土》
 長かったなあ,この一週間。やっと終わったって感じがしている。暑くなってきたのが大きいのかなあ・・・教育実習も第一週が終わった。ここまでくるとあとはあっという間なんだろうなあ,きっと。
 きょう四時頃だったか,古ーーーい卒業生がやってきた。(古いっていう表現は怒られる?)何せ「第二回」の時の卒業生。卒業して以来,初めてではないかもしれないけど,あまり記憶に残っていなかった卒業生だ。何度もやめようと思った吹奏楽部だったけれど,続けることができたという自信やプライドを持ってこれまで歩んでくれたと言ってくれていた。とっても嬉しい言葉だった。
 「やめたいのですが・・・」そろそろ今年もそうやって申し出てくる季節になってきた。まだいないけれど,「初心」は何としてでも貫いて欲しいものだ。世の中,しんどいことなんて山ほどある。でも中学時代に「一つ」でも続けることができたら,それはきっと大きな自信になるはずだ。目の前の苦労や辛さから逃げるのは簡単だ。でも逃げてしまったら,ずーーっとそのことは本人の記憶に残るだろうし,「やめなければ良かった」と必ず後悔する時がやってくる。
 その卒業生の二つ下の学年くらいまでは「やめたいヤツはやめろ!お前なんかイラン!」と息巻いていたヨネダだった。しかし,その直後,私の姿勢は一転した。やめたいと言ってきても何とか続けさせよう,初心を貫かせることが大切だと思うようになったのだった。現役のやめたいヤツには迷惑な話だろうが,そうやってつないできた卒業生が「あの時,我慢して下さってありがとうございました」なんて言ってくれると,やはり間違ってなかったんだなあと思う。
 懐かしい卒業生の来訪は本当に嬉しかった。今年の「OBバンド」のクラリネットが一人確保できた!!
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《1日:木》
 六月に入ってしまった。毎日が忙しくって遠くを見るひまがないくらいだ。コンピュータ化が進み,十年前に比べたらはるかに効率よくものごとができるはずなのに,現実はそうではない。何かおかしいなあと思うんだけれど,私が面倒なことから逃げているからだろうか(笑)
 まだ木曜日なのに今週はとっても疲れている。暑いのもあるんだろうなあと思うけど,気を遣っているのかなあ・・・息子が教育実習で来てるからなあ。でも息子もかなり疲れているみたい。二十年ほど前になるけれど,私は実の弟の教育実習の担当もしている。身内だからといって甘くした覚えはまったくない。当然,今も同様である。木曜日が終わって,日曜日が見えてきた感じで,「あと少しで日曜日」と思ったら頑張れそうだ。でも日曜日だからといって休みではない。朝から行事だから,いつもと違う回転で疲れるんだけれど,授業をしなくてよいという解放感を,早く味わいたい(笑)
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