2005年6月の日記帳

作成者のトップに戻る / トップページに戻る 

《25日・土》
 「福祉フェスティバル」が無事に終わり,忙しかった六月も一段落がついた。例年なら「歌う一手一つ」と「やまびこコンサート」だけなんだけれど,今年は更に二つの行事が加わり大忙しとなった。でも使っていただいて喜んで頂くことが私たちの使命。生徒たちも戸惑いながらもよくがんばってくれたと思う。
 さて,昨日が期末考査の時間割発表だった。行事で少しスタートが遅れてしまったけれど,がんばって欲しいものだ。また,成績発表の日に「懇談会」をするから,しっかりと勉強に励んでもらいたいものだ。
このページのトップに戻る 
《21日・火》
 夕方五時,私は愛知県立芸術大学の構内にカミさんといた。昼間はあんなに暑かったのに,意外にも涼しい風が吹いている。さすが山の中の学校と感心。すぐ近くには愛知万博の会場にある「観覧車」が見えていた。
 きょうは大学に通っている息子が,在学中に一度だけ出演しなければならない「学内演奏会」に出る日だったのだ。私が在学中にもあったけれど,今回が「557回」。私が出たのは何回だったんだろう??
 息子が演奏している舞台を見ていて,おれも,その昔,この舞台で歌ったんだなあと思い出していた。友だち同志,お互いに責任なく,自分勝手に自己主張し,他人を傷つけたり,逆に傷つけられたりしていた,良き時代。私は落ちこぼれの代表みたいな存在で,音楽だけに励まず,ソフトボールにも大いに励んでいたっけか(実際はソフトボールだけ?)・・・遊んでいた,のではなく,身体を鍛えていたと言えば良いのかな(笑)。それでもみんなが一応は演奏家を目指していたんだよなあ。
 その真っ直ぐに歩んでいた時代の,その同じ舞台に,自分の子供がたって演奏をしている・・・何だか不思議な気分だった。幸せだなあ,という感じかなあ。愛知万博のあおりを受けてなのか,草木が少し荒れているように感じるし,建物も古くなってきている。しかし,世の中の雑踏から離れた別世界のような山の上に建っている,我が母校。とても恵まれているよなあ。
 私は名古屋市内の教会に置いていただいて大学に通っていたけれど,息子は学校から車で五分くらいのところに下宿している。朝早くから夜も遅くまで学校にこもって練習しているようだ。暑い・寒いと文句を言いながらもがんばってくれているのは嬉しい。きょう演奏した曲も,カミさんが何年か前に音研の発表会で聴いたことがあるというかなり難しい曲だった。音がたくさんあって,いかにも大変そうな曲だった。いま教えていただいている先生にもお会いできてお礼を申し上げたが,よくがんばってくれてますよ,と褒めてくださっていた(社交辞令とわかっていても嬉しいもの)。私は専門でないので何が難しいのかわかりませんが,と先生に申し上げると,「知らない方が良いですよ」とにこやかに応じて下さっていた。(こういう切り返しってしゃれていていいよなあ)。
 伴奏してくれた院の二年生の作曲科の方も以前に会って話したことがあったので,いきなり肩をたたいて話しかけたり,息子の彼女とも挨拶を交わせたし,ちょっと照れくさいけれど楽しい時間を過ごすことができた。
 親ばかと笑われるかもしれないけれど,小さい頃から発表会やミニコンサートのビデオを精力的に取ってきた。きょうは久しぶりでビデオを持って撮してきた。かなり恥ずかしかったけれど,勇気をだして撮ってきて良かった。
 夜九時半に帰着。早い時間に帰れたので疲れはわずか。でも今夜は早く休もう・・・
このページのトップに戻る 
《18日・土》
 久しぶりで「予定」のページを更新した。今月に入ってから行事が目白押しだったんだけれど,忙しいのとしんどいのとで手がつけられなかったのである。やっとのことで二日くらいかけて作業を終え,きょうアップした。まだ25日に行事が一つ残っているんだけれど,とりあえず・・・・
 明日は午前中だけの練習,昼から天理高校吹奏楽部の定期演奏会があるからだ。天中出身者たちもがんばれ!
このページのトップに戻る 
《14日・火》
 私が携帯電話を持ってずいぶんになる。5〜6年ではきかないかもしれない。天中の教員で持ったのは二番目だったと思う。どういう使い方をしていたかはあまり記憶がないけれど,一つだけ気をつけていることがある。
 自分の携帯に登録していない番号からかかってきた電話には余程のことがないかぎり出ないのである。ただ臆病なだけのことなんだけれど,それでもスッと出る気にはならない。たとえ緊急の電話であっても(出ないと緊急かどうかもわからないんだけど)登録外の電話には出ていない。じゃあ着信拒否すれば,と思うかもしれないが,そのやり方を知らない。またやり方を勉強しようともしていない。私も相手の電話にとうろくされていない番号にかけることはあるけれど,大抵の場合は出てくれる。私は必要以上に臆病者なんだろうか・・・・そのくせメールはあけている。アドレス変更の知らせの可能性があるからである。
 世の中,便利になるのはいいけれど,過ぎてしまうと大変なことになる。爆弾の作り方までネットで示されているようだから始末が悪い。臆病者と言われてもたぶんそういう電話には出ないだろうなあ。職場や自宅にかけてくれれば用を足すんだから。
 自ら「文明」に一線を引く,カッコいい人間だと自分のことを思っているんだけどなあ(笑),ちょっとおおげさか(笑)
このページのトップに戻る 
《11日・土》
 きょうは朝から雨。昼ご飯を食べていた食堂のテレビが,近畿地方の梅雨入りを伝えていた。一日,市民会館で明日の「やまびこコンサート」のリハーサルをしていたんだけれど,解散する頃には雨もあがり,ホッとしていた。明日も雨,と昨日の予報では言っていたんだけれど,良いお天気になると今は伝えている。明日の夕方は市民会館から学校への「引っ越し」なので雨が降らないのはありがたい。
 きょうは疲れてしまったが,明日はもっと疲れるに違いない。早く休もうと思っても,まだ寝られないしなあ・・・明日もがんばるしかない。
このページのトップに戻る 
《5日・日》
 きょうは「歌う一手一つ」だった。一年生も含めて70名を越える中学生が舞台に立ち,混声合唱をした。今年は三年生の男子が多いこともあり,男子の声もしっかり出て,近年にない充実した混声合唱ができたと思っている。舞台に立って緊張したのか,思ってる以上に声が出てこなかったのが心残りだけれど,まあ仕方がない・・・
 一年生も初めて終日の活動をした。今頃は家でバタンキューの状態だろうなあ,きっと。でもしんどいのをくり返していくうちに身体が強くなっていくからすごい。特に中学生なんて今が身体の上でも一番の伸び盛りだからなあ・・・今のうちに鍛えておかないと腑抜けの身体になってしまう。天理中学校の吹奏楽部は「いわゆる文化部」ではない。かなりハードな「運動系文化部」だ(変な言い方だけど,私の実感としては運動部よりも厳しいと思う)。これは部員でなければ,また,毎日の活動を見ている我々にしかわからないのかもしれない。
 来週は「やまびこコンサート」である。きょうよりもずっと厳しい疲れる一日になるはずである。この一週間も・・・きびしい毎日になるだろうなあ・・・
このページのトップに戻る 
《2日・木》
 今週の月曜日から教育実習が始まっている。今年は音楽科に一名実習生が来てくれている。天中出身ではないけれど縁があって本校に実習生として来られたのである。また吹奏楽部の卒業生も一名来てくれている。がんばって欲しいものだ。ずっと以前は,一日目から授業をさせたなんて無謀な時もあったけれど,今は人並み(?)に少したってからの実習としている。ぼちぼち生徒の前に立つことになるんだけれど,緊張するんだろうなあ・・・
 自分が教育実習に行った時のことはよく覚えている。少しでも早く生徒の前に立ちたくてウズウズしていた。生徒たちを楽しませながら授業をする自信はあったし(自信過剰ぎみ?),実際に生徒たちもがんばってくれた。やっぱり俺はすごいんだ!と思ってしまっていた。その一年後,公立高校の教師になって大きく自信がぐらつくとは知らずに・・・今から思えば懐かしい青春の一ページである。
このページのトップに戻る 

作成者のトップに戻る / トップページに戻る