2004年五月の日記帳

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[31日:月]
 きょうで五月も終わり。昨日から真夏日が続いたんだけれど,きょうの昼過ぎにザーーッと激しい雨が降って一瞬にして空気が入れかわってしまった。自然のやることはすごい。うだるようなけだるさを伴う暑さだったのに,肌寒いくらいになってしまったんだからなあ。今からこんな暑さだったら真夏にはいったいどうなってしまうんだろうか。昨年が涼しすぎる夏だっただけに不安も募ってしまう。
 先月に比べると,今月は割とまともに日記帳の更新が進んだなあと思う。決してヒマではないのだけれど・・・・私は基本的に自宅での仕事はしないようにしている。だって家にいる時くらいはゆったりとテレビ見て過ごしたいから。この頃は太りすぎているためか,妙に身体が疲れてしまっている。特に夏に向かう今の時期の負担はかなり大きい。減量すれば良いのだが,食べるものがおいしい。それを我慢できない弱い自分・・・あきれてしまう。
 さあ新しい月が始まる。その節目である明日一日。胃の検診でバリュームを飲む・・・・
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[30日:日]
 一年生が初めて休日の練習に参加。本校では,中間考査が終わるまでは一年生の休日の部活動をさせないように申し合わせている。5月2日は新入生歓迎会で登校させたけれど,あれは例外だ。今は,「歌う一手一つ」「やまびこコンサート」を控えているので一年生もやるべきことがたくさんある。きょうは朝から夕方まで本当にいろいろなことをやった。
 「手話コーラス」「合唱の練習」「やまびこコンサートの踊りの曲に関して」「パレード練習」そして「1〜2年生のミーティング」,初めての休日練習で一年生も疲れたことだろう・・・しかし,明日は休んではいけない。2〜3年生たちはいつもこういう生活を送っているのである。忙しい時だから仕方がなかった。今週も「やまびこ」の踊りで一年生は大変だ!
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[27日:木]
 「私は生徒が困ったり苦しんでるのを見るのが好きだ!」〜〜以前から,時々口にしている言葉である。今年,二十歳になる連中の時が担任をした(今のところ)最後の学年なんだけれど,彼らくらいまでの歳の連中ならば「またヨネダがほざいてるぞーー」と私の毒舌を楽しんでくれていた。そして,その楽しむ生徒を見て私も一緒に楽しんでいたものだ。「おれはお前たちのことが大嫌いだ!!!」と言い続けていた学年もあったなあ,そういえば・・・・懐かしい!!
 ところが,である。私のその言葉を真に受けてしまっている子がたくさんいますよーー,という話を,ある卒業生から聞いてしまった。その子も,「卒業したら先生の本当の姿がわかりましたけど,現役の生徒はたぶん真に受けてますよ。」ありがたい忠告だったけれど,私にとっては滅茶苦茶ショックな出来事だ。いや,自分勝手かもしれないが,生徒が幼いままで成長していないのかもしれない。それが今の時代なのかな?そうだとしたら何だかとっても淋しい。別に「ヨネダは優しいヤツだ」なんて思って欲しいわけではない。私が師と仰ぐ「故・兼田敏先生」もそうだった。毒舌なんて生やさしいものではなかった。ただ私と違って兼田先生は大学の先生だった・・・今の生徒たちも何年かたてば理解してくれる時がくるのだと思う。まあ,それでいいか・・・・
 「ショックな出来事だ」と書いた私が幼くなってしまったのかもしれないなあ。真に受けてしまっている生徒を笑っているのが,本来のヨネダなのかな?
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[26日:水]
 夜,メールチェックをするとアメリカに留学中の卒業生からのメールが届いていた。吹奏楽部の卒業生ではなく,三年生の時に担任をした(今から思えば担任だった最後のクラスの)卒業生だ。中学生の時からハッキリとモノを言い,アメリカ的な感じの生徒だった。英語が好きで(たぶんそうだろうと想像している)アメリカに渡って大学に通っている。Brunswickという所に住んでいるそうで,六月には「G8会議」が行われる所なんだそうだ。なかなか熱心に勉強しているようで,田舎モノで日本に閉じこもっている私にとっては大変まぶしい存在だ。まだしばらくはアメリカにいる感じだけれど,しっかりと勉強を続けて欲しいものだ。アトランタにある天理教の教会にも足を運んだりしているという。立派なものだ。これからの活躍を心から願っている。がんばれよー
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[25日:火]
 明日から中間考査だ。一年生にとっては初めての定期考査。小学校にはない「大きなテスト」なんだけれど,点数がとれなくて悩む子も出てくるんだろうなあ。点数を取ることだけが大事なことではない。しかし点数がたくさんあれば選択肢が多くなるのも事実だ。でも,点数があっても「何になりたい」「何を目指したい」という目標がなければ話にならない。点数を取ることだけが目的であるというのは淋しい(と私は考えている)。何になりたいかが今わからなければ高校に行ってからでも遅くはない。とりあえず大学に入ってから探すのも良いかもしれない。でも,私はそうではなかった。
 前にも書いたことがあると思うけれど,「進路」というのは進学なんていうチャチな問題ではない。そろそろ私も定年後の「進路」を考え始めねばならない時期になってきているから,なおのこと他人事とは思えない。今を一生懸命やってれば何とかなるだろうとは思うもののカスミを食って生きるわけにはいかないしなあ・・・・ともあれ,一年生諸君,初めての定期考査を甘く見るなよ。天理中学の問題は簡単ではないぞーー
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[24日:月]
 21〜23日の三日間,三重県の「合歓の郷(ねむのさと)」で行われた「2004日本吹奏楽指導者クリニック」に出かけてきた。この数年,修学旅行などの学校行事と日程が重なることが続き,5〜6年ぶりで訪れた合歓だった。久しぶりのことなので新鮮な気持ちでドキドキしながら出かけた。お天気は・・・良くなると思っていたのに,晴れたのは初日だけ。あとの二日間はどんよりと曇り,雨もかなり降った。こういう合歓はあまり記憶がない。
 合歓の魅力はたくさんある。
★まず楽譜や教則本やCDなどの資料がしっかりと揃えられている。どの楽器屋に行っても一軒の店でこれだけの資料が揃っていることは決してない。★つぎに新譜を含めた「音源資料」がとても豊富である。譜面を見ただけでは細かなことはわからない。デモテープ(CD)を聞きながら楽譜を選べる所なんて関西にはないだろうと思う。★大学の授業のようにいろいろな「講座」が設けられている。参加者である我々は自分が求める内容の講座を探してその場所に行くのである。当たり・外れはあるけれど,外れならば遠慮せずに外に出てしまえば良い。★選曲に関しての相談コーナーのようなものもあったなあ,今回。★楽器の展示もしている。説明そしてもらったり,試奏もしていたぞ。★コンピュータソフトの実習コーナーもあった。私にとっては嬉しいことだが,WindowsとMacintoshの両方が置いてあったけれど,私が実習した時にはMac使いの方が多かった!!★他の同業者たちとの情報交換や話をするのも楽しい。何せ,全国からいろんな人が集まってくる。新しい人との出会いは新鮮で楽しい。★温泉が出ていて心身ともにリフレッシュできることも合歓の大きな魅力だ。★今回は合歓の郷内の宿泊施設が満杯で外のホテルに泊まったんだけれど,朝食がバイキングで嬉しかった!!(合歓の中で宿泊すると朝晩がバイキング。だからかなりの運動をしないと確実に太る!!今回は外の宿泊だったからその心配はなかった。ちょっと淋しいと思っていたが,歳をとった身体にはこれでちょうど良かった。)★天理中学の卒業生も二人参加していた。一人は東京の高校で音楽を教え吹奏楽部の指導をしている(第三回)。一人は広島のブレーンという会社でCDやDVDなどの制作や販売,楽譜のレンタルなどを行っている(第11回)。
 ★今年も多くの生演奏を聴くことができた。これは最高!!参加費が23000円かかるのだが,それだけ支払って演奏会に聴きに行ったと思えば安いものだ。生徒たちにも聴かせてやりたかった。吹奏楽ってこういう音がするんだぞ。きれいだろ。ああいう音楽をしたいなあ・・・と生徒たちと語りあえたらなあ。
 実践発表を聴いたり,卒業生と話をしていると,私自身がわき目もふらずにがむしゃらに生徒たちと格闘していた時代を思い出した。歳もとり,学校でも責任を持たされる立場になってきて,当時の条件とは大きく違ってきている。でも今の歳に応じた何かができるのではないか,そんなことを思っている。今は中間考査前で練習は休止中なのだが,この休止の後,何か変わっている自分でありたいものだ。
 生徒諸君,この日記を読んで変な期待??をしているヒマがあったら勉強をしっかりしなさいよ。
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[20日:木]
 明日から三日間,三重県の合歓の郷で行われる「全日本吹奏楽指導者クリニック」に出かけてくる。6〜7年ぶりの参加になる。修学旅行や二年生の野外活動錬成会などと重なっていけなくなってしまったんだけれど,こちらの行事と週がずれてくれたおかげで久しぶりの参加となった。始めは「もう行くのは止めておこう」と思っていたんだけれど,自分の原点がそこにあるような気がして思い切って頼んでみたのである。ただ・・・兼田先生はもうおられない。兼田先生がいない合歓に行くのは初めてなので,とても淋しい。二年前の5月17日,ちょうどその年の合歓のクリニックが始まる日に,息を引き取られたのだった・・・・
 台風が,いまごろ遙か南の海の上を通過中のはずだ。今もかなりの雨が降っている真っ最中である。明日は台風一過でお天気が戻ってくるらしい。せっかくだから良いお天気の合歓であって欲しい。では,三日間・・・天理を離れます。
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[19日:水]
 一時間目の授業中,音楽室に大きなハチが迷い込んできた。やばい,と思ったけれど,そのクラスの歌が上手だったからか,蛍光灯の陰に隠れてジッとしていた。ところが二時間目,歌が下手だったからか(笑い)ハチが動き始めて危険を感じたので,一時間目の後に用意していた「ハチジェット」を出して・・・・かなり前のことだが吹奏楽部で合奏をしていたら4〜5匹のスズメバチが飛来して,やっつけたことがあったがそれ以来の出来事だった。
 2〜3年前だったか,自宅で草引きをしていた時に久しぶりでアシナガバチに刺されたことがあった。突然のことでどうしたらよいのかわからず家に飛び込むと,私の母親が「アロエを切って塗りつければよい」と言ったので,庭にあったアロエを切って塗りつけ,ビニール袋に氷を入れて冷やした。しばらくすると痛みがなくなり(冷えすぎて感覚がマヒしたのかもしれない),腫れも出なかったので安心。翌日,保健室でことの経過を伝えると「それでバッチリですよ!」と言われてホッとしたことがある。小学校の時に刺された時は,「アンモニア」を塗って事なきを得たような記憶があるんだけど,今は塗らないらしい・・・
 これからハチが動き回ることが増える季節になってくる。気をつけなければいけないが・・・・騒がずに,手で払わずに,ジッとして・・・でも目の前にいると逃げるよなあ,普通は・・・・みなさんも気をつけて下さい。
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[18日:火]
 「四万件」目をゲットしたのは,吹奏楽部の卒業生で,第15回の部員の一人だった。掲示板に書き込みがあるので,読んでもらえると有り難い。
 きょう職場の健康診断があった。私は慎重が175センチで体重は85キロほどある。かなり横の方が大きい。問診の席でそれを言うと,「一度,体脂肪計で測ってみて下さいね。」と言われて測ってみた。すると「22パーセント」。そう,正常値の上限ギリギリのところに位置しているのである。自宅でも毎日風呂上がりに体脂肪計に乗っているけれど,ほぼ同じ数字で推移している。思ったより脂肪は少ないのかなと自分に都合の良い素人判断をしている。頭が大きい(この頃,自分で言うようにし向ける人がいるのでつい自分で言ってしまっている)のと(これも素人判断だが)骨太だからかもしれない。十数年前に減量を試みた時,あまりにフラフラするので体重を量ったら72キロ。数字の上での理想体重は68.5キロなんだけれど,そんなになったら立てなくなりそうに感じていた。でもせめて80キロを下回りたいものだ。
 十数年前の経験からいくと,たやすいことなんだけれど,何か踏み切れないモノがある感じ。でも一ヶ月を目標にして再度トライしてみるとするかーーーー
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[17日:月]
 今晩中にホームページのヒット数が「四万件」を越えそうな感じである。ふり返ってみると・・・コンピュータを買ったらインターネットがしたくなった。インターネットをし始めたらホームページを持ちたくなった。ホームページを持ったら掲示板が欲しくなった。次はホームページをもっと多くの人に見てもらうには・・・と考えるようになった。そのためにはリニューアルをしたい・・・次から次にわいてくる欲望はキリがない。現状に甘んじることが好きではないという厄介な性格のためかな?
 もっと研究したいと思ってもそれに費やすだけの時間的・精神的な余裕がないのが現実。初めてホームページを立ち上げようとした時は,本当に一生懸命に勉強した。そばで教えてくれる人がいないので時間がかかったんだけれど,それでも諦めなかったのが良かった。中身はどんどん充実していっていると自分では思っているんだけれど,誰もがそう思うわけではないし,そこらあたりが難しいもんだ。
 部活動の記録,予定の紹介・・・・懐かしく見てくれる卒業生もいる(と信じてるんだけど)はず。近頃,掲示板が開店休業状態に入って久しい。みんなもマンネリ化してきたのだろうか。何とか頼むよーー。さあて・・・四万件目は誰かな?? 知らせてくれよ!
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[15日:土]
 三年生が修学旅行から帰ってきた。きょうは二年生と一年生だけが登校したんだけれど,月曜日には久しぶりで全校生が揃うことになる。この一週間は本当に長く感じた。なかなか濃い週だったなあ。明日からまたお天気が悪くなるらしい。ぼちぼち梅雨のはしりかな?
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[14日:金]
 昨夜,二年生のキャンプは大変だったようだ。三年生の修学旅行はその時に応じたお天気のご守護を頂いて,いま日本海沿いを寝台列車で南下中だ。携帯電話による情報収集というか情報交換はすごい。お互いが連絡を取り合って連携をはかる・・・なかなかのチームワークだと思う。二年生に「警報発令」の第一報を入れたのは私。そこからその情報が生き始めた(生きてもどうしようもなかったけれど)。三年前だったか初めての学年主任をつとめた学年が修学旅行に行った時には,ひまを見つけては自宅のコンピュータにメールを送り続けた。それらの情報は,帰宅してから,即,学年通信のネタになって簡単に「文字化」することができた。デカイだけの頭ではない,この頭の中では「いかに手抜きをして良い効率を得るか」というテーマが常にまわっているのである。
 このテーマが肝腎な部活動でもっと活かされないものか・・・悩むところである。昔の私は,吹奏楽の研修会で得たことを教科の活動や学級活動に大いに活かしてきたのだけれど,この頃,勢いがなくなってきている自分がうらめしい・・・
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[13日:木]
 昨日ときょう,三年生は修学旅行,二年生はキャンプで学校に残ったのは一年生だけ。授業は無理なので二日間「プリント学習会」を行った。六限すべてが文字通り「勉強」。正味四時間半,二日間で九時間の「勉強」。終わり頃には緊張が保てなくてボケーーッとする者もいたけれど,貴重な経験だったと思っている。あと十日少しで中間考査なんだけれど,この学習会で勉強が終わり,ではなくて新しいスタートにしてもらいたいものだ。
 夕方から大雨洪水警報が発令されてかなりの雨が降った。明日は校外学習なんだけれど,明日は大丈夫だろう。あまり暑くない方が良いのだけれど・・・・
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[11日:火]
 夕方メールチェックをすると嬉しいメールが届いていた。昨年の修学旅行でうちのクラスのバスガイドをして下さったK・Iさんからのメールだ。実は昨夜,ふと思い出して,バスの運転手をして下さったK・Kさんにメールを送ったのだが,昨夜のうちに連絡をして下さったようで私にメールを下さったのだ。以前の「作成者のページ」の5月何日かのところに書いているんだけれど,昨年,北海道に行った際,うちのクラスのガイドさんは事前にインターネットで天理中学のことを調べて下さったのだが,私の「天理中学校吹奏楽部のHP」がヒットしたらしく,かなり細かなところまで読んで下さっていたのであった。ガイドさんも私もその偶然にとっても驚いて,いっぺんに親しくなったような気がしたものだ。とっても懐かしい。
 さっきのメールによると,今年も天理中学校のガイドをつとめて下さるようだ。私も行きたかったなあ・・・残念!!
 今年も「南中ソーラン」を吹奏楽部の連中が踊ることになっているんだけれど,昨年の演芸会では乗務員の方たちにも見て頂いて,喜んで頂いた記憶がある。今年は,昨年の「やまびこコンサート」で作ってもらったハッピを持って行ってるはずなので,昨年よりは映えるだろうと確信している。乗務員の方々には今年も是非見て頂きたいものだ。
 インターネットの威力ってすごいものだ。この頃,日記に夢中になってしまっていて他のページの更新が滞ってしまっているけれど,今年もホームページでチェックして下さっているようだ。一生の思い出に残るであろう修学旅行。それを演出して下さるガイドさんと運転手さん,今年もよろしくお願いいたします。
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[10日:月]
 明後日から三年生は修学旅行,二年生は野外活動錬成会で学校に不在になる。その間,一年生は「勉強会」を行うことになっている。
 昨年,初めて修学旅行が北海道になり,ワクワクしながら出発の日を迎えたことを思い出す。教員だから「楽しむ」だけではないのだけれど・・・天中の修学旅行は二十年ほど前からほぼ三年ごとに行き先を変えてきた。その方面の初年度ってのは相当気合いが入ってしまう。私も長年「行事係」をつとめてきたけれど,しんどさもさることながら,係だけにしか味わえない充実感や満足感をたくさん味わってきた。もうそういう歳ではなくなってきたのが淋しいけれど,私の頭の中では常に「ヨネダ・バージョン」が動いているのである。
 今の天中では「あたりまえ」になってきた打ち合わせ(進行合わせ)だが,始めの頃は厳しい抵抗を受けたものだ。私は正しいことをやっているという自信があってのことなんだけれど,その当時の天中では「余りに進み過ぎ」ていたための抵抗だった。
 「出る杭(くい)は打たれる」ということわざがあるが,私の意地悪な先輩が教えてくれたパロディがある。「出過ぎた杭は打たれない」。その励ましの言葉を胸に,いろいろな抵抗に向かっていった記憶がある。昨日の日記に書いたけれど,私には比べる「経験」があったから自信を持って進むことができたんだろうなあと思う。(もともと気の弱い軟弱な人間なんだから・・・)今の天中には,そういう生意気を言える人が・・・・それが淋しい・・・
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[9日:日]
 今朝,新聞を読んでいると奈良版の下にある訃報欄で目が止まった。
 大学を卒業してすぐ,県立高校に採用されて教員になったのだが,その最初の赴任先でお世話になった方が昨日,亡くなられたのだった。同じ学年(二年生)の所属,そして同じ校務分掌(教務部)でもあった関係で,新任だった私はいろいろと教えて頂いた。教師になって初めての経験ばかりだったのだが,暖かく見守って下さり,時には優しい言葉だったけれど厳しく教えて頂いた記憶がある。天理中学に赴任した後だったが,正月にその先生から届いた「お年玉つき年賀はがき」が一等賞に当たっていて,ビデオを頂いた,なんてこともあった。天理中学に赴任した後,その高校を受験する生徒がいて,私が入学願書を持っていくと,「先生は公立高校の願書受付のやり方を十分に知ってるから自分で処理をしてもらおう・・・」なんて冗談を言って下さった記憶もある。この四月の人事異動の欄の「退職者」の欄にお名前があったので,「もう定年退職の歳になられたんだなあ」と思っていたが,ご病気の関係で定年の一年前にご退職されたようだった。59歳のご逝去はあまりに早過ぎる。
 初めての就職だったので本当に不安だった。でも教務部ということで,年度当初の職員会議の翌日から出勤して時間割作成に来るように指示をされた。何もかもが初めてで,言われることだけを必死になってやっていた記憶しかない。その頃に教えてもらった時間割編成の要領は,実は天中の時間割作成にも大いに活かされている部分がある。また日々の時間割変更や自習監督の割り当てなど,その先生を始めとする教務部の諸先生方からきっちりと仕込んで頂いた。今から思えばずいぶん懐かしい思い出である。今の私は生活指導部長という立場で動いているけれど,私の中身は「教務」なのである。三つ子の魂・・・ナンとかというけれど,最初に仕込まれたことは身に染みてしまっていて,そこから抜け出せない状態だ。だから私の「生指部長」としての考え方は「教務的」だと自分では思っている。
 先生,お世話になりました。何とか私は元気で教師を続けています。先生方に仕込んで頂いたおかげです。先生に教えて頂いたこと,これからも忘れずに頑張ってやっていきます。本当にありがとうございました。 合掌!
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[8日:土]
 クラブを終えて帰宅して,わずかな時間だけれど長靴をはきクワを持って畑の草引きをした。カミさんが手入れしてない所は草がボーボーで「スッゴー!」と思いながらクワで起こしながら草を引いていた。すると何だか草ではない「芽」のようなものが・・・「これは草じゃあないぞ」と思って避けて草を引いてると,カミさんが出てきて「お父さん,知ってた?これトウモロコシ」。何だかわからなかったけど草じゃあないと直感できた自分を褒めてやりたい。もしも抜いていたら・・・と想像するだけで,コワイ・・・
 明日はまた雨が降るらしい。ちょっと動かねばならないんだけれど,大した雨でないことを祈りたい。来週は三年生の修学旅行や二年生のキャンプがあったりする。お天気のご守護をいただけることを祈りたい。
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[7日:金]
 きょうは「おやこひのきしん」の日だった。午前中は2〜3限の授業参観,給食試食会の後,昼過ぎからは西礼拝場前の土持ちひのきしん現場に行っての「土持ちひのきしん」。最高気温予想が27度という中,その最も暑い時間帯のひのきしんだった。恥ずかしい話だけれど,私がこの現場にきたのは初めてだった。以前から行きたいと思っていたけれど,なかなか運ぶことができなかった。しかし,思っていた以上に感動させられることが多かった。声を壊してから長い時間がたつけれど,身体は自由に動かすことができるし,声もだいぶん回復してきている。その喜びと感謝の気持ちを込めて,両手にバケツを持ってがんばった。これからも気楽に参加させて頂きたいものだ。
 大型連休が終わり,二日間登校してまた連休。来週は修学旅行やキャンプ週間となる。学校が,ある意味で大きく動く一週間となる。事故なく,ケガなく終わってもらいたいものだ。さあ,明日も朝から練習だ。
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[6日:木]
 暑い一日が戻ってきた。と言ってもハッピを着たままで過ごせたから,まだ我慢できる暑さといえるかもしれない。
 きょうの部活動の時間,二年生による一年生への「指導」が行われた。挨拶や言葉遣いについての話,のはずである。天理中学校では部活動の先輩が敬語や挨拶を教える。私自身もそうだった。先輩から,いろいろ??と教えられて,頭は混乱,ふと「小学生言葉」でしゃべると「おい,こら!」と声が飛んでくる。中学校ってのはずいぶん窮屈なところなんだなあと思った記憶がある。しかし,その「先輩の教え」は大人になってから本当に役に立った。思い出そうと思っても,学校の先生が教えてくれたという記憶はまったく見当たらない。
 小学生は子供,高校生は大人,中学生というのは身体も気持ちも子供から大人に変わっていく過渡期である。個人差も大きいけれど,ほとんどの天中生が大きくかわって卒業していく。そこに大きく関わっていく「先輩たち」,これが天中の伝統を支えてくれているのである。本当に素晴らしい学校だと思う。時には行き過ぎや失敗もあるけれど,それを修正していくのが我々大人の仕事だ。
 たぶん三年生も二年生も,一年生のこの時期は大変だったろうと思う。環境の変化が大きいからだ。でもそうして「天中生」に育っていく。一年生諸君,戸惑いも大きいだろうけれど,これが「天中」だ。早く天中生になって欲しい。原則として中間テストが終わるまでは,一年生は休日の部活動をしてはいけないことになっている。だから形の上からも真の天中生にはほど遠い。でも・・・すぐにその日がやってくる。ガンバレ!一年生たち!
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[5日:水]
 朝から「奈良ドリームランド:音楽祭」に出かけた。あいにくの曇り空だったけれどそれがラッキーだった。晴天であれば身体が疲れてしまって,今頃,日記なんかをつけてる余裕はなかったと思われる。が,曇っていて涼しかったのが幸いした。疲れてはいるけれど,「明日は休みたい!」なんて考えるような疲れ方はしていない。大阪の大学の吹奏楽部と一緒に活動したのだが,うちの卒業生が一人,メンバーとして参加していて,向こうで話ができたりして楽しかった。
 パレードを三回,アンサンブルを三回という日程で,生徒たちはその間をぬって「乗り物券」を使って遊んでいた。私も,三宅先生に誘われて,初めて「あすか」に乗った。前から乗りたいと思っていたがその機会に恵まれないままだった。でも,誘ってもらったおかげで,初体験した。スリル満点の初乗車だった。これまでに絶叫マシンはかなり体験しているが,その中でもトップクラスの「スリル」だった。あの「ガタガタ感」は初めて。また何度も身体が放り出されるような感じになるのも初めて。とてもバンザイをして乗れるような乗り物ではなかった。でも,次回はバンザイに挑戦するつもりだ!
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[4日:火]
 朝から雨。予定されていた「ドリームランド音楽祭」も中止になり,練習を午前中で終えてゆったりとした午後を過ごしている。こんなのんびりするのは久しぶりのことだ。午前中はそれほどでもなかった雨だけれど,午後からは少し雨足も強くなりずっと降り続いている。明日は大丈夫だと思っているんだけれど・・・
 今朝は五時過ぎから電話がかかってくるのが気になって眠れないまま,ドリームランドからの電話が鳴った。そしてそのまま起きてしまって・・・とっても眠い。何だか,睡眠を損してしまったようで気分がすぐれない(笑い)。きょうは珍しく午後の早い時間にこの日記を更新している。こんなことをしてしまうと明日も雨が降るかもしれない(笑い)。損した「睡眠」をこれから取り返しまーす。
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[3日:月]
 橿原市にオープンした「ダイヤモンド・シティ」に出かけてきた。はっきりした場所は知らなかったんだけれど,行けば何とかなるだろうと出かけたら,ナンとかなった(笑い)。とにかくでっかい!まわりには何もないのに,それだけが目立ってるという感じだった。人が多いのが余り好きではないので,用事を済ませたらすぐに退散。カミさんはずっと中をウロウロしたかっただろうと思うけれど,仕方がない。昼ご飯を食べようと思ってもどこもいっぱいなので,とにかく出ることにした。
 そして思い出した! 吹奏楽部の卒業生がこの近くで食べ物屋さんをしていることを! 以前,学校に訪ねてきてくれて「一度,食べに来て下さいね」と言われていたんだけれど,なかなか足が向かず行く機会に恵まれなかったのである。思い出したのも何かの縁と思って,「たぶんこのあたり・・・」と角を曲がると,あった,あった! 小さな店だけれど一人でやってるから,あのくらいがちょうどいいのかな? 私は卒業生だからといって,滅茶苦茶なことを言ったり頼んだりすることはしない(と自分では思ってるんだけど・・・どう?)。創作チャイニーズということで,調理師専門学校の先生をしていた腕を活かしての「創作中国料理店」である。
 久しぶりでみるその顔は,突然の私の訪問に驚いていたのだろうか。「ドキドキです」なんて言ってくれていたけれど,なかなか美味しかった。真面目な彼の性格が出ているような味だった。私はコメンテイターではないので,どこかの漫画みたいに,歯の浮くようなことは話すことはできない。でも,また行きたいなと思っている。最後にサービスしてくれた杏仁豆腐は,本当に美味しかった。カミさんも息子も「こんなにたくさん・・・おいしい!」もちろん私もそう言いながら食べさせてもらった。ごちそうさま!
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[2日:日]
 きょうは「新入生歓迎:焼きそば大会」をやった。いつ頃から始まった催しなのか明確な記憶は持っていない。ずーーっと昔は,電車に乗って「ファミリー公園」まで行って,みんなでゲームをしたり(恐怖のハンカチ落とし),ラグビーや野球をしたりして一日を過ごしていたこともある。初めて着任した年だったか,翌年だったかは,「若草山登り」なんてこともあった(身重のカミさんを連れていった記憶がある!)。しなかった時もあったようだがハッキリは覚えていない。
 昨年は雨が降って体育館の下でやったが,今年はお天気に恵まれ,外でみんなでワイワイ言いながらやった。一年生に恥ずかしいところは見せられないと,張り切って頑張る先輩の姿が頼もしい。吹奏楽部で持っているバーベキューコンロがあるんだけれど(吹奏楽部って何でも持ってる!),少し小さいので思うようにはできない感じ。でも一生懸命に作っている姿が良い。なかなか上手に作ってるところもあり,楽しいひとときだった。
 ただ,一年生は(毎年そうなんだけれど)隅っこの方でニコニコ笑いながら先輩たちの姿を見ながら楽しんでいる??だけ。昨年そうだった二年生たちも,さすがに先輩になったというか,吹奏楽部員になったというか,実に楽しそうにやっていた。一年の成長って本当に驚きだ。きょう,戸惑っていた一年生たちも来年はきっと,慣れた調子でやってくれているだろう。その姿が今から楽しみである。
 一年生たちも連休があけると,先輩たちの仕込みが始まっていく。挨拶や言葉遣いなど,一生役に立つことを教えてもらえるのだ。戸惑うことも多いだろうが,それが「天理中学校」なのである。一年生たちの今後を見守っていきたい。
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[1日:土]
 新緑の五月,風薫る五月がやってきた。例年に比べると「新緑!」という感動が少ないような気もするけれど,雨が降らないせいかなあ。東の山に映える明るい緑を早く見たい。世の中では「大型連休」とか言っているけれど,わが吹奏楽部では4〜5日に行事があるため,実感がまったくわいてこない。さびしいなあ・・・
 昨日が一年生の正式入部だったんだけれど,24名の一年生が加わってくれた。厳しいクラブだということは承知してくれていると思うのだけれど,たくさん入部してくれたことを素直に喜びたい。しんどい時,苦しい時,悩む時もあるだろう。しかし,三年間やり遂げた時の充実感ってのはすごい。「厳しいクラブと聞いたけれど頑張るぞー」という今の気持ちをずっと持ち続けて欲しいものだ。倒れそうになった時には誰かに相談すればよい。そうしたギリギリの中でこそ真の友だちができるのだから・・・・
 きょうは面白い世界を覗いてきた。課題曲で,あればよいと思っている「和太鼓」を見に,知り合いの人に連れて行ってもらったのである。西洋の楽器しか知らなかったんだけれど,まだまだ世の中には知らないことがたくさんあるんだなあと実感。まだ,外から覗いただけの世界だけれどとっても興味深い。
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