日時:平成18年(2006)10月14日(土)
会場:天理市民会館
開演:午後1時30分
終了:午後3時37分
司会:横山正英
3年:22名
2年:21名
1年:21名
計:64名
顧 問 :米田道治,高木 章,三宅朱子
副指揮者:竹森正二,中村 進
協 力 :桝井功能,植田大一
【演奏曲】
[第一部]
☆A組コンクールメンバー
「架空の伝説のための前奏曲」 (山内雅弘)
「元禄」 (櫛田てつ之扶)
☆B組コンクールメンバー
「バラの謝肉祭」 (J.オリバドーティ)
☆1〜2年生
「マンハッタン・ビーチ」 (J.P.スーザ)
「響け 未来へ 大空へ」 (櫛田てつ之扶)
☆OBバンド
「ストリート・パフォーマーズ・マーチ」 (高橋宏樹)
「エル・クンバンチェロ」 (岩井直溥編曲)
「ナイルの守り」 (J.アルフォード)
[第二部]
「翼をください」〜バンドと合唱のための (宮川彬良編曲)
「お楽しみメドレー 2006」 (天理中学校吹奏楽部編)
「シルバークレスト」 (J.スウェアリンジェン)
「涙そうそう〜花」 (山里佐和子編曲)
「ラテン・メドレー・スペシャル」 (天理中学校吹奏楽部編)
[アンコール]
「サザエさん ア・ラ・カルト」
「ブラジル」
本番直前に舞台で撮影。この直後に一時となり,開場・・・・・ いよいよ始まりを迎えようとする緊張している時です。
左:一年生だけの演奏[指揮:三宅朱子] 右:1〜2年生での演奏
今年の三年生です。いろいろと大変!!でしたが,だからこそ,この感激があったのだと思っています。
これまでの,どの「定期演奏会」を思い出しても,苦労がなかったなんてことは皆無である。どの回も,しんどい場面を乗り越えながら達成してきたものだった。今年も同じではあるけれど,これまでとは違った『しんどさ』を感じながら迎えた「第23回」だった。
毎回必ず悩んできたこと・・・・それは,お客様が来て下さるかどうかだった。プログラムを作る時も「今年は何部作ろうか?」と十分に考えて作るんだけど,思案を重ねて,『六百部』作ることにした。これまでには段ボールにいっぱい残ったプログラムを心で涙しながら廃棄したことも何度もあった。あの空しさを味わいたくない・・・・との思いがあって『六百部』としたのだった。
ところが・・・・である! 受付から「先生,プログラムが足りません!!」との連絡。結局,プログラムなしで入場された方もいたと聞いている。出演生徒の分も予備にと思って持ってきていたのだが,それもすべて出払ってしまっていた。一曲目に舞台に出た際,あまりに大勢のお客様に私自身が驚いてしまっていた。本当にありがたいことだ・・・開演十分前,リハーサル室で最後の話をした。この一週間は何かギクシャクしたものを感じていた私だけれど,ここで怒るわけにはいかない・・・そして・・・『ありがとう!』を伝えよう,『ありがとうの心を会場の人たちに贈ろう』という話をした。私の話は長く,ついつい余計なことまで,あるいは同じ話をくり返したりしている。この時も,もっと長かったのかもしれないけど,私自身は何を話したのかははっきり覚えていない。
コンクールの曲,,,緊張感を伴ったとてもいい演奏だった。生徒たちの奏でる音が,指揮棒にピッタリと張り付いてくるような感触をハッキリ覚えている。舞台袖に戻って「緊張したいい演奏ですね」と卒業生たちが言ってくれた。「この良い緊張がいつまで続くかなあ,,,それが問題だなあ」と私は苦笑混じりに答えていた。その時には,まさかこの緊張感が終わりまで続くとは思っていなかったんだから・・・・
「お楽しみメドレー」の一年生たちの演技がとても良かった。一年生だけで考えたと聞いているけれど,これから先の活躍が楽しみだ。あれだけハードでシャープな動きをした一年生って記憶にはないような気がしている。昨年初めてやった「メドレー・スペシャル」,今年は「ラテン・メドレー・スペシャル」と名前をかえたけれど中身は同じ。音楽に合わせて身体や楽器を動かして・・・・・卒業生の桝井くんを中心にしてたくさんの卒業生や先生が一生懸命になって取り組んでできたものだった。昨年の動きからなかなか脱却できなくて,「わ〜〜去年と同じや〜〜!」と嘆いたり笑ったりする場面もあったりした舞台裏だった(笑) 今回は生徒に考える機会を与えたり,こちらも工夫しながらがんばっていった「メドレー」だったけれど,充実感や達成感を十二分に味わわせてくれた。
アンコールの前に(余計な)米田のお話。ここまでほどよい緊張を伴って素晴らしい演奏をしてきた生徒たち,たくさんの「ありがとう!」を精魂こめて演奏してきた生徒たちに思わずグッときてしまって・・・・満員のお客様に聞いていただくことができて本当に幸せな生徒たちだった。
そしてアンコールの「サザエさん」。ほどよい緊張を伴い,のびのびした音で,とてもきれいに演奏できていた・・・・とアンケートに書いて下さった方もおられた。この頃には「あと少しで引退だ〜〜〜」と複雑な思いで三年生たちは演奏していただろうなあ。最後は「ブラジル」・・・・・こうして「第23回」は幕を閉じた。今年もたくさんの卒業生たちが来てくれて,舞台係や照明係,受付係などをつとめてくれた。ありがとう!! 今の現役諸君も卒業したら後輩たちを支えるために駆けつけて欲しいものだ。
そして,生徒の活動を支えて下さった保護者のみなさま,本当にありがとうございました。これからも大変な練習が続きますが,すでに「第24回」に向けての活動が始まっています。今後もよろしくお願いします。
みなさん,本当にありがとうございました!!